ディープなスポット

営業時間は約3時間!ここの店の存在を知らずに、DEEPな赤羽は語れない。30年以上ひっそりと存在する焼きとんやさん。

投稿日:2017-08-17 更新日:

赤羽で立ち食いといえば、路地裏のおでん屋さんが有名で、立ち飲みといえば南改札東口周辺の朝からやっているお店がしばし話題にあがりますが、そんなお店よりももっと前からやっている、立ち食いの焼き鳥屋の存在を語る人は今まであまり見たことない!

そんなディープなスポットをこっそり教えちゃおうと思います。

 

その名は屋号のない焼きトンやさん

そうなんです。

そのお店には名前がないので、全くもって話題にあがらないけども午後の15時ごろにそこを通りかかると準備を始めており、19時までには閉まってしまう地元の人間のみ知る焼きトン屋さんです。

食べログなどでは「一本70円」という名前で紹介されています。

昨今の諸事情では今では80円となってしまいましたが、それでも格安なこと間違い無しです!

店頭で焼いては手前のトレーにひたすら並べていく。

つくね、レバー、かわ、かしら、はつ、なんこつ、シロなどなど・・・

タイミングによっては焼いていないものもあるけど、文句を言ってはいけないルール。

おやじさんのタイミングに従って黙々といただきます。

 

小学校のころに西が丘の水泳教室に通っていた自分は、帰りにここで焼きトンを食べるかマクドナルドでハンバーガーを食べるか非常に悩んで葛藤した記憶が今でも蘇ります。

当時は60円だったかな・・・焼きトン3本とハンバーガーが同じ値段だっような。

 

そういえば、財布を忘れてバスに乗っていまい、バスが進んでしまってもお金がみつけられず困っていたら、いつもあうマダムが声をかけてくれて弟と二人分のバス代を立て替えてくれたこともあったな・・・。

今では80代かな。

まだお元気ならいいんだけども。。。

 

水泳教室でタオルをだすと見事タオルの下に財布があって、財布といってもコインが分けて収納できるタイプのもので、500円玉なんてなかった時代に往復のバス代と、なにかあった時のための10円玉の予備とおやつの200円づつがいれられていたそんな財布です。

行きのバス代がういた僕らはいつもより1本多く焼きトンを食べてしまってこっぴどく親に怒られた記憶が蘇ります。

 

持ち帰りのオーダーは受け付けてくれます。

好みの具材と本数を注文すると、おかみさんが奥から出してきてくれます。

それらが焼ける間に、少しつまみ食いをしてしまうそんな雰囲気がここにはあります。

トレーに手を伸ばすと、温め直して隣のお皿に乗せてくれる。

そんな気遣いをしてもらい、七味をかける。

口に頬張り、残った串は手で持っている。

最後は串とお金をおかみさんに渡して、撤収。

滞在時間は10分もないけど、つねに人だかりがあるそんな隠れた人気店です。

※アルコールの持ち込みは禁止です!

 

電話番号なども非公開の隠れた名店。

赤羽にきたら、ここに立ち寄り2~3本食してから飲みにでかけるのも通かもしれません。

一本70円

マスコミの取材も全て断っていたのに、一昨年に1回だけ本に載りました。

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